【イタリア・ミラノ6日発】涙の理由とは――。ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート団体戦が開幕し、日本は合計23点で2位発進。悲願の金メダルに向けて、上々のスタートを切った。

 いきなり目に光るものがあった。トップバッターを任されたアイスダンスの〝うたまさ〟こと吉田唄菜、森田真沙也(木下アカデミー)が演技を終えると、女子の坂本花織(シスメックス)と男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が応援席で号泣。この光景には多くのファンが反応していた。

渾身の演技に涙する鍵山優真(中央)と坂本花織(右)
渾身の演技に涙する鍵山優真(中央)と坂本花織(右)

 この日の坂本は、ショートプログラム(SP)で今季自己ベストの78・88点をマークした。貫禄の演技後には、涙のわけを激白。「なんかアイスダンスって大変だし、この五輪の場で〝うたまさ〟が滑り始めてすぐ、手拍子の嵐だったのを見てめっちゃ感極まった。なんかうるってきて『やばい、泣きそう、止めな止めな』と思った」と明かすが、その横で鍵山が号泣しているのを目撃。「あれ?同志いるなと思って『じゃあ泣くか』と。もう2人でボロボロ泣いていた」と笑い飛ばした。

 感動を呼んだ涙は、チームワークの良さを証し。2日目以降に向けて「それぞれベストコンディションでベストパフォーマンスができれば」と仲間たちの活躍を願った。