F1アストンマーティンに激震だ。歴史的な低迷が続く中、エイドリアン・ニューウェイ代表が体調不安で入院したと英メディアが報じた。

 アストンマーティンは開幕から振動問題などでまともに走れない状態が続く中で、マイアミ・グランプリ(GP)決勝(3日=日本時間4日)では完走18台で、フェルナンド・アロンソが15位、ランス・ストロールが17位とライバルのキャデラック勢と激しく競り合いながら、2台そろって完走。1か月以上の中断期間を経て深刻だった振動問題は改善し、今季初めて決勝で2台完走という〝快挙〟につなげた。

 いよいよ逆襲モードが期待される中、チームの命運を左右する出来事が起きた。英メディア「オートレーシング1」は英紙「デイリーメール」の報道を引用しながら「エイドリアン・ニューウェイは、アストンマーティンが2026年シーズン序盤に苦戦を強いられた時期に病気で入院し、最近は自宅で仕事をしている」と伝えた。

「報道によると、ニューイ氏の容体は入院治療が必要なほど深刻化したという。デザイン界の巨匠はここ数週間、回復のためリモートワークを続けていると付け加えた」と病名など詳細は不明ながら、一時は状態が悪かったと指摘している。

 アストンマーティンはこの件について「当社は、チームメンバーの個人的な事柄については一切コメントしません」と答えたという。

 ニューウェイ代表は開幕戦のオーストラリアGPで禁断のホンダ批判を展開するなど騒動となり、その後はサーキットに姿を見せず雲隠れ状態が続いている。自らが指揮するマシン開発でもなかなか戦闘力が上向かない状況が続く中で、体調不安説が飛び出したことでチームに大きな影響が出ることは避けられない。

「アストンマーティンにとって、このタイミングは都合が悪い。同チームは、ホンダ関連の振動や走行性能に関する深刻な問題に見舞われ、新レギュレーション下での最初のシーズンを悲惨な形で終えようとしているからだ」と同メディアは懸念。指揮官不在となればアストンマーティンはさらなる窮地に追い込まれるだけに、体調が気がかりだ。