影響力は絶大だ。フィギュアスケートペアでミラノ・コルティナ五輪金メダルの〝りくりゅう〟こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組が1日、アイスショー「ブルーム・オン・アイス」(兵庫・尼崎スポーツの森)に出演し、満員の2503人を沸かせた。
4月28日の引退会見後、初めて氷上に姿を見せた2人は、高さの合ったリフトやデススパイラルなどで観衆を魅了した。当アイスショーは2日間で4公演を実施するがチケットはすでに完売。アイスショー関係者は「速攻で売れました」と驚きを口にした。
その2人は新アイスショー「THE DESTINY」(7月31日~8月2日、東京・辰巳アイスアリーナ)の開催を公表。カップル競技に特化した構成が特徴で、競技時のリンクサイズとほぼ同じにするのがこだわりだ。木原は「競技会と同じようなスピード、迫力を感じていただけると思うので、ペア、アイスダンスの本当の魅力をお届けしたい」と意気込む。
新アイスショーは主催社の木下グループも全力でサポート。同社の担当者は取材に対し「ペアやアイスダンスは『スピード、高さ、パートナーシップ』という独自の魅力があるが、単独でフォーカスされる機会は多くなかった。今回は真正面から向き合い、カップル競技だからこそ成立する世界観をショーとして提示したいという2人の思いから企画している」と一連の経緯を明かした。
ミラノ・コルティナ五輪を終えた2人の注目度は高まるばかり。その中での新アイスショーは大きな意義を持つ。同担当者は「ペア競技に対する関心が明らかに広がっていると感じる。『今だからこそ始めるべき企画』であると認識している」と力説した。
現役を退いた2人は将来的な指導者転身を見据えつつ、プロとしても活動していく。三浦は「いろいろな形でペアを日本中に知っていただけるように、ペアの人口を増やしていけるように、これからたくさんのことに挑戦していきたい」と決意表明。りくりゅうが新たな一歩を踏み出した。













