約2か月前に行われたミラノ・コルティナ五輪の〝フィーバーぶり〟は今も健在のようだ。

 ミラノ・コルティナ五輪は冬季史上最多となる24個のメダルを獲得。25日に東京・日本橋で行われたミラノ・コルティナ五輪の日本選手団応援感謝パレードには約5万人が駆けつけ、沿道からはフィギュアスケートペアで金メダルの〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一組(ともに木下グループ)らに大声援が送られた。三浦は「たくさんの方に私たちの名前を呼んでいただけて、思いが込み上げて泣きそうになった」と感慨深げに語った。

パレード中にリフトも披露した三浦璃来(上)と木原龍一
パレード中にリフトも披露した三浦璃来(上)と木原龍一

 一昨年のパリ五輪も同様の形でパレードが開催され、約1万人が集結。なぜ今回は5倍ものファンが沿道に集まったのか――。ある競技団体の関係者は「〝りくりゅう〟の効果もあると思う」と指摘する一方で、最大の要因は3月のWBCだという。

 ミラノ・コルティナ五輪前の段階で、各方面から「五輪が終わったらすぐにWBCがあるので野球に話題を取られてしまうのでは」と不安の声が上がっていた。ところが日本は準々決勝でベネズエラに敗れ、連覇を逃した。同関係者は「日本が負けたことでWBCが前回ほどは盛り上がらなかったので、ミラノ・コルティナ五輪関連のテーマが今でも取り上げられているのでは」との見方を示した。

 今後指導者に転身するフィギュアスケート女子銀メダルの坂本花織(シスメックス)は「たくさんの方が応援してくれているこの景色をもっともっといろいろな選手に見てもらいたい気持ちが芽生えた」と大いに刺激を受けた様子。冬季五輪初のパレードは大成功で幕を閉じた。