フィギュアスケート女子の島田麻央(17=木下グループ)が、さまざまなテーマで自身の思いをつづる「島田麻央のトリセツ ~Road to 2030~」がスタートする。第1回は2月のミラノ・コルティナ五輪がテーマ。ジュニアで圧倒的な強さを誇るも、年齢制限で出場資格を得られなかった。世界トップクラスの実力を持つスケーターはどんな気持ちで見ていたのか――。残酷な現実と向き合ってきた17歳の胸中に迫る。
【島田麻央のトリセツ ~Road to 2030~(1)】
――五輪前は特に複雑な心境だった
島田(昨年12月の)全日本(選手権)が終わった頃から「五輪に出たかったな」という思いが強くなりました。正直あまり「五輪」という言葉は聞きたくなかったです。ジュニアに上がりたての時は2030年の(フランス・アルプス)五輪に向けて切り替えようと思っていたけど、全日本で3位、2位と順位を上げられていたので、五輪に出たかった思いは強くなっていました。
――五輪では憧れの坂本花織さんが銀メダル、同級生の中井亜美(TOKIOインカラミ)は銅メダルを獲得した
島田 五輪に行くだけでも本当にすごいことなのに、金メダルを目指していたからこそ、銀メダルで悔しがっていた坂本選手の姿が本当に印象的でした。自分も坂本さんのように常に金メダルを目指して、向上心を忘れないスケーターになりたいと改めて思いました。正直五輪という特別な舞台の空気感はまだわからないですが、金メダルという目標に向かって頑張ろうと刺激になりました。
――4連覇を達成した世界ジュニア選手権に挑む上で、五輪が発奮材料となった
島田 出られなかった悔しい思いを来季以降につなげたいし、五輪を見て「世界ジュニアに向けて頑張ろう」「次は自分が」と気持ちが切り替わりました。4年後はしっかり五輪に出て、日本のエースになってみんなを引っ張る立場になっていたいし、坂本選手のように技術力も人間力も憧れられるような選手になりたいと強く思いました。
――ジュニアの4季を無傷の39連勝で終えた
島田 今はすごい解放感があって、ジュニアを終えて「連覇」という重圧がなくなるので、気持ちが楽になりました。来季のシニア1年目はすべて挑戦から始まるので、今はシーズン中にはできない新しいトレーニングに挑戦したり、オフの間に気分転換で遊んだりしたいです。
――ちなみに高校3年になった。高校生のうちにやっておきたいことは
島田 みんなとこのあいだ話していたのは、制服で学校以外のどこかに行ったりしていないので、制服でどこかに行ってみたいです。みんなとはテーマパークに行きたいねと話していたので、暑くならないうちに制服で行こうかなと思っています。
☆しまだ・まお 2008年10月30日生まれ。東京都出身。6歳から本格的に競技を始め、20年春から拠点を京都・宇治市の木下アカデミー京都アイスアリーナに変更。23年世界ジュニア選手権を14歳4か月で制し、日本女子最年少記録を更新した。同年ジュニアグランプリファイナルでは日本女子で初めてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループを1つのプログラムで成功させた。152センチ。














