スピードスケート女子で夏冬通じ五輪で日本女子最多となる10個のメダルを手にした高木美帆さんが28日、国民栄誉賞の受賞を受けて感謝の思いを明かした。

 政府は同日、高木さんの国民栄誉賞受賞を発表。授与式は8月4日に首相官邸で行われる。高木さんは2010年バンクーバー五輪に15歳で初出場。18年平昌五輪ではパシュート(団体追い抜き)で、22年北京五輪は1000メートルで金メダルを獲得した。26年ミラノ・コルティナ五輪は銅メダルを3個手にした。スケート界ではフィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生結弦さん以来の国民栄誉賞となる。

 高木さんは日本スケート連盟を通じ「この度の国民栄誉賞の受賞、大変うれしく思うとともに、正直なところ、私一人が受け取るのには、身に余る光栄だという思いもあります。スピードスケート競技では初めての受賞となりますが、これもひとえに歴史を作り続けてくださった諸先輩方や、ともに戦い続けてきた仲間たち、支えてくれた関係者のみなさまのおかげです。そして何より、応援してくれる家族と、ファンのみなさまがいたからこそ。みなさまを代表して受け取る心意気で、拝受したいと考えております」と率直な心境を吐露した。

 現役生活はミラノ・コルティナ五輪シーズンを最後に区切りをつけた。今後については「私が経験してきたものを社会に還元していく活動に取り組みたいと考えております。まだまだ模索中ではございますが、新たな価値を生み出していけるよう日々精進してまいります」とした上で「今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします」と締めくくった。