活躍の幅は無限大だ。スピードスケートで夏冬通じ日本女子最多となる通算10個の五輪メダルを獲得した高木美帆さん(32)が4日、首相官邸で行われた国民栄誉賞の表彰式に出席。「スピードスケートで今まで戦ってきた人たちに対する評価でもあると受け取っている」と神妙に語った。
4月に現役を引退した高木さんは「まずはいただいたオファーを可能な限り受けさせていただいている」と講演会やイベントなどに参加している。姉・菜那さんが活躍中のタレント業については「もともとそんなに考えてはいない」と明言。その上で「自分は技術の伝達だったりを深めるよりも、スポーツと健康の関係だったり、自分の内側に矢印を向ける時間が好きだなと感じている。どういう道に進むか決めたわけではないけど、最近の気づき」と心境の変化を口にした。
今後の道を模索する高木さんに対し、多角的な取り組みを期待する声が上がっている。ある広告代理店関係者は「高木さんは現役時代から大きなスポンサーに支えてもらっていた。マイナースポーツはスポンサーを集めるのが難しいので、スポンサーとの接し方について伝える話をしたら面白いと思う」と分析。別の代理店関係者は「女性アスリートの活躍に焦点が当たる機会が増えているので、女性アスリートが抱える問題などについて伝えていくのも需要があるのでは」との見方を示した。
その高木さんは「一般的な引退したアスリートの型にはめていくのではなく、いろんな可能性を探って、先入観を捨てて進んでいきたい」と展望を語った。第二の人生も自らの足で道を切り開いていく構えだ。












