【イタリア・ミラノ21日発】ミラノ・コルティナ五輪のスピードスケート女子で3個の銅メダルを獲得した高木美帆(TOKIOインカラミ)が、姉・菜那さんへの思いを明かした。
今大会は3個の銅メダルを獲得し、自身が持つ五輪の日本女子最多メダル数を10に伸ばした。その一方で本命種目に掲げていた1500メートルでは6位。レース後には姉・菜那さんと熱い抱擁を交わした。
この日のメダリスト会見では菜那さんについて言及。「姉がいたから頑張れたみたいな感じではなくて、そういう感じの姉妹仲ではなくて、距離感が変わったなって感じる部分もあれば、変わらない距離感もあって、現役中から姉として見ていたので、引退するって聞いた時も、引退をした後も強い寂しさはあまり感じていなくて、ずっと家族がそばにいる、会おうと思えばいつでも会える距離感、変わらずにいてくれた」と感謝を口にした。
今季の高木は例年以上に悩みながら歩みを進めてきた。「今季とかは結構心配しているなとは感じていた。本当に私に言いたいこと、姉がかけたい言葉だったりとか、よくない意味合いかもしれないが、手をかけたくなる気持ちもあったと思うが、私が好きじゃないというのも知っていたので、ずっと見守る側に徹してくれていると感じた」と振り返った。
菜那さんはテレビ解説として現地を訪れた。「姉の解説は聞けていないが、レース前のコメントがSNSに流れていて、一番近くで1500メートルにかける思いを見てくれた人なので、うれしく思う半面、達成できなかったことへの、私の願いが身近な人たちの願いにもなっていたと思うので、それをかなえることができなかったような感情になった」と吐露した。
今後については「毎回五輪に向かうにあたって、この五輪で全てを出し切るために最後だと思って挑んできた。その後は五輪が終わってから、シーズンが終わってからの気持ちを大事にしようとしている。今はまだそっちのことを考える余裕がない」と説明。菜那さんの存在は、高木にとってかけがいのないものだった。













