フィギュアスケート男子で2006年トリノ五輪金メダルのエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)の息子・アレクサンドル(13)の国籍変更を巡り、擁護する声が上がっている。

 国際スケート連盟(ISU)はロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアと同盟国ベラルーシの国際大会出場を禁じている。他国の国籍を取得する選手が相次ぐ中で、アレクサンドルがアゼルバイジャンのスポーツ国籍を5年間取得した。

 ロシア国内で批判的な声が目立つも、ペアで五輪3連覇や世界選手権10連覇などを達成したイリーナ・ロドニナ氏は肯定的な意見を表明。ロシアメディア「sports.ru」などによると「少年は13歳なので、明らかに彼自身の意思によるものではない。その年齢では、両親のどちらかが同意しない限り、新たな市民権を取得することはできません。それが法律だ」と指摘した。

 プルシェンコ氏はロシア国内で皇帝として親しまれた。息子に対する注目度も大きい。それでも、ロドリナ氏は「彼がどこの国でプレーしようと、精神的な悪影響の可能性なんて全く考えていない。彼はただの普通の少年だ」とばっさり。さらに「もうこの話はしたくない。子供だから放っておいて。スポーツ界で起こるあらゆる出来事を見てほしい。ゴシップではなく、スポーツに集中してほしい」と語気を強めた。

 プルシェンコ氏の行動は大きな波紋を呼んでいるが、子供には罪がないとの見解のようだ。