フィギュアスケート男子で〝4回転の神〟ことイリア・マリニン(米国)が、国際スケート連盟(ISU)の新ルールに不満をのぞかせている。

 ISUは2026~27年シーズンからフリーでのジャンプ数を7から6本に変更する。さらに連続ジャンプは3度から2度に制限。米メディア「ESSENTIALLYSPORTS」は「非常につらい。イリア・マリニン、最新のルール変更について率直に語る」との見出しを立てた上で、マリニンの心境について報じた。

 同メディアによると、マリニンは「正直今の状況が理解できない。私たちはどこに、どのように意見を表明すれば良いのかさえ分からない。選手たちの声が届かないというのは、私たちにとって非常につらいこと。過去にうまくいっていたことが、今は通用しないかもしれない。ファンにも理解する時間が必要だ。ルールが頻繁に変更されるようでは、ファンはついていけなくなると思う」と苦言を呈したという。

 かねてマリニンは芸術と技術の難易度のバランスがフィギュアスケートの重要な要素であると指摘しており「これらの変更の具体的な内容を見ると、競技レベルや、私たちが長年スケーターとして培ってきたものを、特に観客の視点から見ると、大きく損なうものだと思う」とばっさり。世界王者の怒りはピークに達しているようだ。