フェンシングの世界選手権男子フルーレ個人戦で銅メダルを獲得した飯村一輝(NTT)は、自国開催の大一番に向けて〝休み返上〟で鍛錬を重ねる。

 世界選手権の個人戦で初めて表彰台に立った飯村は、29日に帰国。その後都内で取材に応じ「自分の中で4月に(エジプトの)カイロで行われたW杯で初めて個人で優勝した時と同様に、自分のやってきたことがうまく実った。そして自信につながった試合になったかなと思う」と手応えを口にした。

 団体戦は準決勝で第1シードのイタリアに37―45で敗れると、3位決定戦でも米国に28―45で黒星。2大会ぶりのメダルには届かずも「イタリア、米国、強豪国相手に自分たちのベストパフォーマンスを発揮できた」と一定の収穫を口にした。9月開幕のアジア大会(愛知・名古屋)を意識する上では「少しずつ調整して、また再度準備していきたい」と展望を口にした。

 飯村にとっての世界選手権は幕を閉じたばかりだが、週末には長野で合宿をスタート。その後は香港や富山でも合宿をする予定だという。「自国開催のアジア大会、4年に1回の大きな大会なので、日本チームが金メダルを取れるように、自分たちができる最高の準備をして臨みたい」と力を込めた。

 2028年ロサンゼルス五輪まで約2年。「ちょうど折り返し地点なので、何が必要なのか、改善しなきゃいけないのかを測るいい機会」と、先を見据えて自身を磨いていく。