スピードスケート女子団体追い抜き(パシュート)で五輪3大会連続メダルの佐藤綾乃(29=ANA)が、現役を引退した〝戦友〟高木美帆(31=TOKIOインカラミ)への感謝を語った。

 佐藤は世界選手権(オランダ、8日)で総合9位となり、10日に成田空港に帰国。〝スピードスケート王国〟での今季最終戦を終えて「スケートをやっている中で、あんなに大歓声の中でのレースはなかなか経験できない。すごく気持ちのいい環境でレースができて、喜びに満ちている」と笑みを浮かべた。

 自身の今後については「まだ帰国してすぐで、自分の気持ちを固めきれていない。自分とゆっくり時間をかけて向き合いながら、自分だけでは解決しきれないこともある。私のスケート人生において関わるいろんな人たちと話し合った上で、今後どうしていくかを決めて、自分の口から発信していきたい」と説明した。

 パシュートで組んできた高木は、今回の世界選手権限りでの現役引退を表明。総合3位で有終の美を飾った。佐藤は「もちろんいいレースをして、メダルを取ってほしいと思っていた。いろんな感情の中での応援ではあったけど、すごく楽しませてもらって感動した」と明かした。

 大舞台で共闘してきたレジェンドに「私が世界のトップを目指すに当たって、なくてはならない存在だった。もちろん個人種目でも、全部ではないけど、美帆さんがいてこそだと思う。シニアの世界に入ってチームパシュートを始めてから、今回(ミラノ五輪)まで美帆さんとやらなかったパシュートはほとんどない。ずっと私の前を、どんな形でも走り続けた選手だった」と尊敬の意を込めた。