愛知・名古屋アジア大会(19日開幕)の公式イベントに〝豊臣秀吉〟が登場したことを受けて、韓国選手団が正式に抗議を表明して主催者側に抗議文書を送付した。

 物議を醸しているのは、大会開幕を控えた15日に行われた各国選手が宿泊するクルーズ船の入港イベントだ。「名古屋おもてなし武将隊」と称して、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に扮した人物たちが登場した。

 この中で豊臣秀吉は、歴史的な経緯もあって韓国では議論を呼んでいる背景がある。そのため、アジア大会の場に〝起用〟したことは大問題と韓国選手団が怒りをあらわにしたと同国メディアが一斉に報道。「MHNスポーツ」は「国際大会のアジア大会選手村歓迎行事に豊臣秀吉が登場した事実が知られ、議論が起きた。議論が広がると、大会組織委員会側は『愛知・名古屋地域の伝統文化と観光資源を紹介するために企画された行事』とし『特定の歴史的人物を賛美したり、政治・歴史的メッセージを伝達しようとする意図は全くなかった』と釈明した」と伝えた。

 しかし、韓国選手団は正式に抗議を表明。「大韓民国選手団は、(主催の)アジアオリンピック評議会(OCA)と愛知・名古屋アジア大会組織委員会に公式書簡を送り、遺憾の意を表明する一方で、同様の事例が再発しないよう措置を要求した」と報じた。

 さらに、李サンヒョン選手団長も言及。「私たち大韓民国選手団は、スポーツの現場に政治的な要素や歴史的な傷を刺激する問題が介入することについて、確実かつ断固として私たちの意思を伝えるだろう」と強調。「何より、私たちの選手たちと役員陣が外的な問題や騒乱に動揺しないことを望む。これまで流した汗と準備してきた実力を、競技場で100%注ぎ、毅然と大会に臨んでほしい」と声明を出した。

 アジア大会が開幕前から大きな波紋を呼んでいる。