フィギュアスケート男子で2006年トリノ五輪金メダルのエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)の息子・アレクサンドル(13=アゼルバイジャン)がジュニアグランプリ(GP)シリーズ第4戦トルコ大会に出場した。

 17日(日本時間18日)の男子ショートプログラムでは、57・12点で16位発進。冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)で回転不足の判定を受けるなど、ジャンプで精彩を欠いた。

 プルシェンコ氏はロシアの皇帝として活躍したが、息子はアゼルバイジャンで戦う道を選んだ。ロシアメディア「lotusmedia.ru」によると、プルシェンコ氏は「あの子には試合に出てもらいたい。誰も彼にそれを望んでいなかった。正直に言って、誰もが彼はロシアの選手たちについていけないと言っていた。彼は国際舞台に出て、スケートをし、試合に出場する必要がある。真に世界の舞台に立つ必要があるのだ」と語っていたという。

 この日は演技後のキスアンドクライにプルシェンコ氏の姿もあった一方で、ロシアメディア「SPORTS24」は厳しい見解を示した。「彼はアゼルバイジャンの国旗の下、国際大会の氷上にデビューした。デビューのために彼に与えられたプログラムは『フラメンコ』というもので、新しいものではなく、すでにショーで披露していたものだった。理論的にはこれにより安定性と自信が確保されるはずだったが、最初の試みはたいてい失敗に終わるもので、アレクサンダーのデビュー演技も例外ではなかった」と報じた。

 その上で「問題は冒頭の要素であるダブルアクセルで発生した。スケーターは空中での立ち上がりが悪く、ステップアウトしたため、回転不足が大きかった。プレゼンテーションと全体的なパフォーマンスの点ではアレクサンダーはまだ自由さと体幹の集中力に欠けている。音楽のテーマは特徴に適しているが、特にプログラムの終盤、テンポが速くなると、この若者が音楽についていこうと奮闘しているのがわかるけど完全には成功していない」と分析した。

 アレクサンドルのパフォーマンスは良くも悪くもロシアメディアに注目されているようだ。