ダイアナ妃の弟であるチャールズ・スペンサー伯爵が亡き姉について書いた回顧録の中で、ダイアナ妃の死後、チャールズ国王がどのように反応したかについて、信じがたい主張がいくつも明かされていると英紙ミラーが18日、報じた。

 スペンサー伯爵によるダイアナ妃の回顧録「スワン・ソング;ダイアナ、マイ・シスター」は22日に発売される。同書の中でスペンサー伯爵は1997年8月にダイアナ妃の不慮の事故で亡くなった後、チャールズ皇太子と電話で話した際「有頂天になって喜んでいた」ようで「宝くじに当たったかのような」様子だったという驚くべき主張をしている。

 本書の最初の抜粋がこのほど公開され、スペンサー伯爵は姉の死後数時間以内に当時のチャールズ皇太子と話をしたと主張している。大きな波紋を呼びそうな推測として、96年にダイアナ妃と離婚していた皇太子の反応は「この出来事によって、愛する女性(後のカミラ王妃)と結婚できるかもしれない」というニュアンスのものだったと明かしている。

 伯爵はまた、デーリー・メール紙に掲載された連載記事の第1部で、亡くなった姉のダイアナ妃はADHDと拒絶過敏性不安障害を患っていたと確信しており「悲しい事実だが、ダイアナは晩年、イングランドで最も高い白亜の断崖であるビーシー岬まで何度も車を運転し、自ら命を絶とうと考えていた。息子たちへの愛が、彼女をそれ以上の道へと踏みとどまらせたのだ」と主張している。

 バッキンガム宮殿は新たな主張についてコメントしていない。しかし14日にチャールズ国王は、スペンサー伯爵が1997年のダイアナ妃の悲劇的な死後、皇太子が王室は「すぐに彼女のことを忘れるだろう」と言ったと主張したとされる回顧録の暴露に対して反論した。

 国王の報道官は「原則として書籍についてコメントすることはありませんが、国王陛下は、兄弟の死による悲しみは理性を曇らせ、判断力に影響を与え、たとえ何年も経ってからでも、他人が気づかないような形で記憶を歪める可能性があることを承知しています」と、スペンサー伯爵の「記憶違い」であることを示唆する声明文を出していた。

 だが新たに明らかになった回顧録の記述の中で、スペンサー伯爵はダイアナ妃の死後の後のチャールズ皇太子からの電話は「すべてが奇妙なほど淡々としていた」と主張している。

 その件について回顧録では「他の電話をかけてきた人たちは皆、ショックを受けて、お悔やみの言葉や援助の申し出をまともに口にすることもできなかったのに、彼はまるで宝くじに当たったかのように、浮かれたように喜んでいた。当時、私はそう思ったのを覚えている」と記されているという。