チャールズ国王は、ダイアナ妃の弟であるチャールズ・スペンサー伯爵が執筆した新刊の回顧録に対し、悲しみは判断力や記憶力を曇らせる可能性があると警告する批判的な声明を発表した。米ニュース・サイト「ページ・シックス」が16日、報じた。
スペンサー伯爵は衝撃的な回顧録「スワン・ソング:ダイアナ、マイ・シスター」の中で、1997年に36歳で自動車事故で亡くなったダイアナ妃の死後まもなく、国王が元妻のことは「すぐに忘れられるだろう」との暴言を吐いたことを明かしている。これは英各国メディアで波紋を呼んでおり、バッキンガム宮殿が先の声明を出すに至った。
デーリー・メール紙によると、スペンサー伯爵はこの発言について、国王の「ダイアナ妃に対する抑えきれない軽蔑と、彼女の死に対して世界がどれほど衝撃を受けるかへの恐怖」を表していると語っている。
しかし、バッキンガム宮殿の報道官は、ダイアナ妃の死去がスペンサー伯爵の記憶を混乱させた可能性があると警告した。
「国王陛下は、兄弟の死による悲しみは、たとえ何年も経ってからでも、理性を曇らせ、判断力に影響を与え、他人が気づかないような形で記憶を歪める可能性があることを深く認識しておられます」と、国王の代理人は同サイトに語った。
現在77歳のチャールズ国王は81年に結婚し、96年に離婚した。ダイアナ妃は、パパラッチにパリで追いかけられた末、交通事故で36歳という若さで悲劇的な死を遂げた。
ダイアナ妃は、ポン・ド・ラルマ・トンネルで発生した死亡事故当時、運転手のアンリ・ポール氏と恋人のドディ・ファイド氏と共にいた。回顧録では、スペンサー伯爵は97年9月6日にロンドンのウェストミンスター寺院で行われたダイアナ妃の葬儀について回想している。
彼は、数日前に故エリザベス女王の側近から電話があり、当時それぞれ15歳と12歳だったダイアナ妃とチャールズ皇太子の息子であるウィリアム王子とヘンリー王子は葬列には参加しないと告げられたと明かしている。
「そんなことはありえない」とスペンサー伯爵は補佐官に反論したと主張している。最終的に子供たちはスペンサー卿、チャールズ皇太子、そして今は亡きフィリップ殿下と共にパレードに参加した。
この回顧録でスペンサー伯爵はチャールズ皇太子とダイアナ妃の関係を、ロンドンのセント・ポール大聖堂で行われたロイヤルウェディングから、2人の結婚生活の破綻に至るまで詳細に描写している。元夫婦の結婚生活は、双方の不倫に悩まされ、チャールズ皇太子の場合は現在の妻であるカミラ王妃との関係だった。
関係者筋が同サイトに語ったところによると、ヘンリー王子は今回の回顧録に書かれている疑惑を認識しており、その主張は「衝撃的なものではなかった」という。
スペンサー伯爵の回顧録は9月22日に発売される。












