インド南部タミルナド州で、ヒンドゥー教の神ガネーシャがチキンビリヤニを調理しているように描いた広告看板を巡って騒動が起き、警察がビリヤニ店の店主を逮捕した。インド紙「インディアン・エクスプレス」のタミル語版が先日、報じた。

 問題の店は、ティルネルヴェーリ市のトゥートゥックディ街道沿いにある肉料理店。象の頭を持った神・ガネーシャの誕生を盛大に祝う、インドの伝統的なお祭り「ガネーシャ・チャトゥルティー」に合わせ、ビリヤニを特別価格で提供すると宣伝する看板を掲げた。看板には、ガネーシャが大鍋に入ったチキンビリヤニを調理しているような画像が使用されていた。

 これにヒンドゥー団体「ヒンドゥー・ムンナニ」の関係者らが反発。神を肉料理の販売促進に利用するのは宗教感情を傷つける行為だと主張し、店の前に集まって看板を直ちに撤去するよう求めた。

 通報を受けて現場に到着したティルネルヴェーリ市警察は、問題の看板を撤去。関係者らに対し、店主を立件して必要な措置を取ると説明した。その後、地元住民の男性がティルネルヴェーリ政府医科大学病院警察署に届け出た。

 警察はこの届け出に基づいて事件として捜査し、ティルネルヴェーリ市在住の店主(30)を逮捕した。