「NHKから国民を守る党」(現みんなでつくる党)の党首だった立花孝志氏が自己破産し、破産手続きが開始された。負債額は12億4400万円と巨額だったことで衝撃が走っている。

 立花氏は昨年11月に元兵庫県議への名誉毀損で逮捕、起訴され、現在も神戸拘置所に勾留中だが、11日に自己破産を公表した。突然決まったワケではなく、昨年12月に立花氏は5億円以上の負債を抱えていることを明かし、私的整理を発表していた。今年1月末までに債権者からの届け出は240人、総額12億4400万円に上ったことで、立花氏の希望もあり、自己破産に至った。

 当初、負債の内訳は旧NHK党から立花氏へ約3億5000万円の貸し付けのほか、一昨年の都知事選関連で約4000万円、選挙関係での約3000万円の債務などとみられていたが、なぜ5億円超が12億円超まで膨れ上がったのか。

 関係者によれば、立花氏が旧NHK党時代(19~23年)の債務を自身の責任として認めたことが大きい。旧NHK党時代の債務は負債10億円超を抱え、みんつく党(大津綾香代表)に引き継がれ、現在、破産手続きが進んでいる。

 立花氏はかねて旧NHK党時代の債務については道義的責任があるとしていて、私的整理の発表時にもみんつく党の債権者に届け出るよう要請していた事情がある。責任の所在を認めることで誠意を示したともいえるが、立花氏の現有資産は1500万円で、すべて税金で差し引かれるため実質ゼロで、〝ない袖は振れない〟状態でもある。

 今後、立花氏の破産手続きを精査する破産管財人は旧NHK党時代の債務を引き受けるという立花氏の主張を認めない公算が大きい。負債額は一ケタ億円にとどまる可能性はあるものの、個人としては巨額であることに変わりはない。