元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が2日、関西テレビ「ドっとコネクト」に出演。高市早苗首相の〝悲願〟である食料品の消費税ゼロをめぐって、ゼロではなく1%とする案が急浮上している件に苦言を呈した。

 税率を変更するには、スーパーなどのレジシステムの改修が必要となるが、レジシステム大手によると、システムはゼロへの変更を想定して設計されていないため、ゼロへの改修には9か月から1年かかるという。

 一方、1%などゼロ以外の税率であれば改修期間がその半分程度に短くできる。食料品消費税1%案について、日本維新の会の梅村税制調査会長は「早く国民に届けられるなら100点ではないかもしれないが選択肢としてはあり得る」と前向きな姿勢を示している。

 このニュースに橋下氏は「これは僕はもう、そもそも今の自民党・維新の政権の問題点が凝縮してると思う」とピシャリ。「ゼロできないとかレジの問題って、公約に掲げる前にそれちょっと聞かなかったの?ってことです。レジの改修業者から今意見が出てるようなところをちょっとヒアリングすれば、『あれ、ゼロ難しいな』『そしたら1で公約に』ってやればいいだけの話で。だから何にも聞かずに、バーンと威勢のいいことだけを言うのが、今の高市自民党と維新のある意味特徴なんですよ」とぶった切った。

 与党の調査不足には怒り心頭のようで、「ということは、有事になった時にですよ、自民党や維新は威勢のいいことばっかり言うんですけど、何にも彼らは調べないまんまで、やれ『行け行け!』『撃て!』ってやりかねない。こんなゼロ・1の話なんて、選挙に掲げる前にちょっと聞いとけよ!っていうのが、僕の根本的な怒りです」と批判した。

 また、レジシステム業者の主張についても「ヨーロッパではゼロにパーンと変えてる国はあるわけなんですよ。だから、日本のPOSシステムがどうのこうのって言って、一体それに影響している店ってどれぐらいの割合なのかね? 世界でもやってる国はあるわけだから、なんで日本だけができない?」と首を傾げ、「完全にこれ、なんか消費税減税反対の勢力に高市さんや維新は完全に絡め取られてますよ。これぐらい押し切れない政治が、有事の時に戦えますか?っちゅうの、もう」と嘆いていた。