ナイジェリアで、呪術に使うため自らの指を切断した男が、約束された報酬を受け取れなかったとして警察に訴え出たところ、自身も逮捕された。ナイジェリアメディア「アミニヤ」が先日、報じた。

 ナイジェリア北部カノ州の警察は、自分の指を切断した男を含む計5人を、呪術行為などに関与した疑いで逮捕したと発表した。

 州警察の報道官アブドゥラヒ・ハルナ・キヤワ警視正によると、事件が発覚したのは、マフムダ・ラノ容疑者(27)が警察署に訴え出たことがきっかけだった。

 マフムダ容疑者は警察に対し、ある男から「生きている人間の指を持ってくれば、8000万ナイラ(約900万円)を支払う」と依頼されたと供述した。しかし、人間の指を入手できなかったため、自らの指を切断し、依頼主の男に渡したという。

 ところが、男は約束した報酬を支払わなかった。そこでマフムダ容疑者は、報酬を取り戻してもらおうと警察署に訴え出たが、警察は本人も拘束した。

 その後の捜査で、警察はマフムダ容疑者のほか、26~55歳の関係者4人を逮捕した。

 警察は、切断された指と、切断に使用されたナイフを押収。容疑者5人を、ゲザワ地方行政区ジョガナにあるイスラム法廷に出廷させた。

 5人は、呪術行為と重大犯罪の共謀に関与した罪で訴追された。