東日本を襲った記録的豪雨の余波が民主党にも及んでいる。党に災害対策本部を設置すれば、「余計なことするな」とバッシング。さらに、鬼怒川の堤防が決壊したことから、かつての事業仕分けが蒸し返され、蓮舫参院議員(47)が「デマだ」と釈明に追われている。
2010年の事業仕分けで取り上げられたのがスーパー堤防だ。200年に一度の水害に備えるために400年かけて堤防を造るという大事業に、仕分け人たちがメスを入れていた。結局、当時は廃止と判断されたが、今になって「仕分けのせいで対策がなされず決壊した」との指摘がネットを中心に相次いだ。
当然、仕分けの女王こと蓮舫氏に矛先が向く。蓮舫氏はツイッターで、「ネット上に看過しがたいデマが流れています。鬼怒川のスーパー堤防計画が民主党時代の事業仕分けで取りやめになったために今回の災害が起きたとするものです。これはデマそのものです」と反論。そもそもスーパー堤防計画には鬼怒川は入っていなかったという。蓮舫氏の事務所はデマへの法的措置を検討している。
何をしても批判される民主党において、蓮舫氏は特にターゲットになりやすい。事業仕分けが話題になりすぎた反動で、何が起きても「仕分けが原因だ」と言われるリスクを背負っている。にもかかわらず、民主党は蓮舫氏を代表代行に置き、重用することをやめない。
日本年金機構から個人情報が流出した件で、蓮舫氏は党の漏れた年金情報調査対策本部の本部長に就任。また、新国立競技場問題を追及する党組織のトップにもなっていた。さらに、蓮舫氏はヤジ番長まで務めている。永田町関係者は「国会審議において蓮舫氏がすごいヤジを飛ばしているんですよ。新人でもないどころか、大臣までやった人なのに」と驚いている。
政府関係者は「蓮舫氏しか人材がいないのでしょう。衆院の辻元清美氏(55)に参院の蓮舫氏。2人とも何かと批判されますが、目立つだけに外せない。使わざるを得ないのです」と指摘する。民主党の苦境は続く。
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