ヘンリー王子とメーガン妃が家族を英国に帰国させる計画が明らかになり、大きな波紋を呼んでいるが、チャールズ国王はヘンリー王子夫妻とその子供たちとより個人的な立場で時間を過ごせる機会だと歓迎しているという。米誌ピープルが19日、報じた。

 ヘンリー王子夫妻は、米カリフォルニアでの6年間の滞在を終え、8月中にヘンリー王子の故郷である英国へ帰国する準備を進めている。7歳のアーチー王子と5歳のリリベット王女も同行する。2人は来月から英国の学校に通う予定で、一家はロンドン近郊に王室とは関係のない私的な住居を構える。

 ただしヘンリー王子とメーガン妃は、米カリフォルニア州モンテシトの自宅とポルトガルの別荘を引き続き所有する。一家の新たな住居と子供たちの学校の所在地は非公開となっている。

 ヘンリー王子は王室の公務には復帰しないものの、同誌が入手した情報によると、一家の今回の動きは、英国における王子の長期的な役割について新たな疑問を投げかけることになるのは避けられない。しかし、国王は、ヘンリー王子夫妻が表明した希望と、公務から退く際に合意した内容に基づき、夫妻は「私的な個人」であり、王室の公務を行わないメンバーであるという地位に変更はないと明言している。

 この移転のニュースは、ヘンリー王子とメーガン妃がチャールズ国王と異例の再会を果たしてからわずか数週間後のことだった。夫妻は子供たちとともに、イングランドのグロスターシャーにある国王の私邸、ハイグローブ・ハウスで、77歳の国王と79歳のカミラ王妃に面会した。国王がアーチー王子とリリベット王女に会うのは4年以上ぶりのことだった。

 ヘンリー王子はカリフォルニアに移住して以来、単独で何度も英国を訪れているが、7月の再会は、チャールズ国王が2024年にがんと診断されて以来、ヘンリー王子と父親が会ったのはわずか3回目だった。

 ヘンリー王子とメーガン妃は、王室の公務から退いた直後の2020年に、メーガン妃の故郷であるカリフォルニア州に移住した。

 王室との溝は長引いたものの、ヘンリー王子は安全保障以上に重要な問題はないと主張し続けた。ヘンリー王子とメーガン妃が王室の公務から退いた後、夫妻は国費による警察の警護を失い、ヘンリー王子は十分な警備なしにメーガン妃と子供たちを英国に連れてくるのは安全ではないと繰り返し訴えている。

 長引く安全保障上の問題は、ヘンリー王子と父親チャールズ国王の関係にも大きな影響を与えていた。王子に近い関係者によると、チャールズ国王は以前、息子からの電話にも手紙にも応じなかったという。しかし、先月一家が英国に帰国したことで状況は一変し、父子の関係は以前よりもずっと良好になったと見られている。

 ヘンリー王子はカリフォルニア州モンテシトで家族との生活を築いてきたが、王子を知る関係者は「彼は常に片足を英国に置いていた。彼はここで、過去の人生に囚われずに生きてきたことは一度もない」と語っている。