日本共産党の田村智子委員長は5日、高市早苗首相の所信表明演説が行われたあと、国会内で報道陣の取材に応じた。

 高市首相は演説の冒頭で、那覇市のホテルで女性が殺害され米軍普天間飛行場所属の海兵隊員が強盗殺人の疑いで逮捕されたこと事件に対し「極めて遺憾だ」と述べ、米国側に強く抗議し、捜査への全面協力と米軍関係者への綱紀粛正、事件の再発防止を強く求めたことを明かした。

 これに田村氏は「当然のことだと思います」と述べ、10月19日から始まる日米共同統合演習について言及した。

「沖縄の議員たちから連絡がありまして、この事件の徹底的な解明やね、再発防止策がとられないままに『19日から訓練やっていいのか』という声が届いています。その通りだと思いますね。だから、(高市首相は)遺憾の意だけではなくて本当に日米地位協定の見直しを含め、合同演習のいったん中止を含め、私たちも求めていきたいと思っています」と語った。

 米海兵隊員による事件をめぐっては、古謝玄太沖縄県知事も「断じて許せない」とし、5日に在沖縄米総領事を県庁に呼び出し抗議を行った。

 事件の受け止めを聞かれた田村氏は「普天間基地所属の海兵隊員と…、95年の少女暴行事件を思い出しますね。普天間基地所属でしたよ。3人の米兵によって小学生の女の子が暴行されると。その怒りで普天間基地の閉鎖撤去だったのに結局、(普天間基地が)使われ続けて、そこに所属する海兵隊員がまた、事件を起こしたということですから、やっぱりね、閉鎖撤去と沖縄県民に約束しながら、30年間、なにも動いていない、事態が変わっていないと、ここが一番問われるんじゃないでしょうか。(政府が)辺野古っていっているから動かないんです」と持論を展開した。