自民党の鈴木宗男氏は17日、国会内で開いた自身が主宰「大地塾」で、沖縄知事選で初当選した古謝玄太氏の応援した元衆院議員の下地幹郎氏を紹介した。
下地氏は7月13日に同知事選に出馬を表明。現職の玉城デニー氏、古謝氏と三つ巴の戦いが予想されていたが、告示直前の8月25日に立候補を取りやめ、古謝氏支援に回ることを表明した。
宗男氏は冒頭で「沖縄の下地幹郎さんが来てくれもんですからね。知事選では保守(古謝氏)が奪還することができました。奪還できた最大の功労者は下地幹郎さんです」と参加者らに紹介。
告示直前になって立候補を断念。自民、日本維新の会、国民民主党や参政党などと古謝氏への支援を表明した。自民党側から出馬取りやめの働きかけを行った裏話を明かした。
「今だから言いますけどメディアの方々にもわからないよう沖縄に入った。下地さんとダイレクトに(交渉を)やって保守を奪還するには(立候補の取りやめを)お願いするしかない。下地さんは沖縄をよくしてくれるならば、沖縄を動かしてくれるならばと政策判断で4つを提示した。これを鈴木(俊一)幹事長、西村(康稔)選対委員長が始めは抵抗した。しかし私は言いました。『選挙を勝つことが先決だろう』と。『一晩考えさせてくれ』となって、下地さんが沖縄を思う気持ちが、保守ワンチームとなって勝負になった。下地さんが大きな決断をしてくれたから一気かせいに流れが変わりました」と謝辞を述べた。
自民党と下地氏は4つの政策協定を結んだ。沖縄の子どもの貧困対策予算300億円確保、沖縄本島の鉄軌道実現に向け5年後をめどに着工、2030年の先進7か国首脳会議(G7サミット)を沖縄誘致、辺野古移設工事を令和18年に終了させて普天間飛行場の返還期日を定めることの4つ。
宗男氏にあいさつを促された下地氏は、古謝氏の当選に終わったことを受け「鈴木宗男さんにあいさつにきました」と上京した理由を説明。
「とにかく沖縄に関しては鈴木先生なんですよ。沖縄の問題を解決して、取り組んできました。その方が沖縄のために、選挙について本当に涙ながらに(出馬取りやめを)お願いされると、私は非常に沖縄を思う気持ちと、鈴木先生を思う気持ちの2つですね、ジレンマと戦った。65年生きていますけど、こんな苦しい思いをしたのは一度もありません。苦しい思いに追い込んだのは鈴木宗男さんです」と、ユーモアを交えて出馬取りやめに至った胸中を語った。












