米カリフォルニア州サンタローザのソノマ郡フェアグラウンドで8月14日、ソノマ・マリン農業協会が主催する「世界一醜い犬コンテスト」が開催され、6歳のパグ「ジニー・ルー」がライバルたちを抑えて優勝した。米誌ピープルが15日、報じた。

 飼い主のミシェル・グレイディさんには、ルートビアブランド「マグ・ルートビア」から賞金5000ドル(約80万円)が贈られるほか、ジニー・ルーがデザインされた限定缶が製作される。2位のチワワとポメラニアンのミックス犬「ピンキー」には3000ドル、3位のチワワミックス「オットー」には2000ドルが贈られる。

 ジニー・ルーがコンテストに参加するのは今回が4度目。グレイディさんは「この子は競争することが本当に大好きです。みんなと会うことも、このイベントが掲げている理念も大好きなんです」と語った。

 ジニー・ルーは韓国の山間部で犬肉取引から救出され、その後、保護団体を通じて、4年前にグレイディさんの家族に迎えられた。鏡の中の自分にほえて〝口げんか〟したり、おもちゃを相手にクルクル回って絶叫した直後に抱っこを要求したりする犬だという。

「世界一醜い犬コンテスト」という大会名だが、犬たちの容姿を辱めることが目的ではない。主催者は、それぞれの犬が持つ個性や内面の美しさに光を当てる機会と位置付けている。また、個性的な外見を持ち、愛情深く、新しい家族を待っている犬が数多くいることを知ってもらい、保護犬の引き取りを促す狙いもある。

 ソノマ・マリン農業協会のマンディ・クレンデネンCEOは「『世界一醜い犬コンテスト』は、本当の意味で世界で最も醜い犬を探す大会だったことは一度もありません。50年間、このイベントはすべての犬が持つ個性をたたえながら、思いやり、保護、そして受け入れることの大切さを伝えてきました。小さな地域の伝統として始まった催しが、世界中の人々の心をつかむイベントにまで成長したことは、本当に素晴らしいことです」と話している。