F1ハンガリー・グランプリ(GP=決勝26日)予選が25日に行われ、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが1回目(Q1)で16位に食い込んで突破し、Q2進出を果たした。
アストンマーティンはハンガリーGPで車体に関する16個の大幅アップデート(改良)を投入。すると、これまでダントツで遅かったマシンが生まれ変わった。
フリー走行では、近走で大きな差をつけられていたキャデラックや、ウィリアムズを余裕で上回るスピードを見せる。そして予選では、レジェンドの技術とマシンの性能向上がガッチリかみ合い、順調にアタックを重ねて最後に1分20秒126をマーク。中団グループのハースに所属するオリバー・ベアマンを撃破し、アストンマーティン&ホンダ体制で初となる待望のQ1突破を果たした。Q2でも16位だったが、一時トップ10圏内に入るなどパフォーマンスの急上昇を印象づけた。
英メディア「GPファンズ」は「F1のライバルが、アストンマーティンの新型アップグレードを『恐れている』」と題して、ライバル陣営が警戒を強めている様子を伝えた。
中でも警戒感をあらわにするのがウィリアムズのアレクサンダー・アルボンだ。「アストンマーティンは大きく進歩したので、ストレートでは我々の方が速いものの、多くのコーナーでは彼らの方が速い可能性が高い」とフリー走行を終えた際に語っている。
さらにその後、アルボンは「F1TV」で「アストンマーティンのパフォーマンスに驚いたか」と直球質問をぶつけられると「全体的に、それは私を怖がらせる。長い間、そういう結果が出せていなかったからだ。でもまあ、予想通りだったね」と本音を吐露した。
今季からスタートしたアストンマーティン&ホンダには、オーナーの大富豪ローレンス・ストロール氏が巨額投資を敢行して最新設備を築き上げ、伝説のマシンデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイを招へい、レッドブルと黄金時代を築いてきたホンダエンジン、ドライバーにはレジェンドのフェルナンド・アロンソという超豪華布陣。〝覚醒〟すれば大きな脅威になるとライバルは恐れていたわけだ。
さらに今後、アストンマーティンは怒とうのアップデートを計画。同メディアは「アストンマーティンが今後数か月間に計画しているアップグレードは、これだけではない。ホンダ製パワーユニットは、夏休み明けのオランダGPまでにアップグレードされる予定であり、ニューウェイはハンガリーでの会見で、AMR26にさらなるアップグレードが予定されていることを明らかにした。今後開催されるイタリアGPとアゼルバイジャンGPの両方で、さらなるアップグレードが利用可能になるだろうと主張した」。夏季休暇明けには逆襲計画の〝目玉〟となるホンダエンジンの進化が予定され、さらに第3弾、第4弾と大改良を投入する予定だ。
汚名を着せられてきたアストンマーティン&ホンダが、いよいよF1界に旋風を巻き起こすのか期待が高まる。












