F1レッドブルでリザーブを務める角田裕毅が、〝猛デモ〟を披露して去就への関心が高まりを見せている。

 F1のトルコ・グランプリ(GP)が来季から復活することが24日に発表され、現地でイベントが開催された。イベントの目玉として、角田がレッドブルのマシンを駆りイスタンブール市内を走行。見事なドライビングテクニックを披露し、多くのファンや関係者を魅了した。

 米メディア「エルバラド」は「角田裕毅、2027年のF1に関する重大発表を経てレッドブルのコックピットに復帰」と題してこの様子を報道。「角田のデモ走行は単なる宣伝活動以上の意味を持っていた」とレッドブルマシンでの鮮烈な走りが来季のF1正ドライバー復帰へ向けて大きな意味を持つと強調した。

「単なる1回のデモ走行というよりも、その地位を巡る戦略が働いている。イスタンブールでの走行は、27年のドライバー市場がまだ形成されつつある中で、角田を実戦的な環境に立たせるものだ」と角田にとってアピールの機会になったと指摘。そして今後の去就に関する最新状況を伝え「彼はフルタイムのシートへの復帰を目指すものと見られており、かつてレッドブルのエンジンパートナーだったホンダがアストンマーティンと提携したことから、ホンダとのつながりは依然として重要視されている。ハースも過去に関心を示しており、チーム代表の小松礼雄は昨シーズンの終了時に、同胞である角田の獲得の可能性を否定しなかった」とレッドブルでの昇格やホンダとタッグを組むアストンマーティン、かねて関心を寄せるハース移籍などが有力候補と分析した。

「角田は目立っているものの、最も重要な次の段階に向けた契約はまだ結ばれていない」と同メディアは流動的な現状を強調。ドライバーの契約交渉は例年5~6月から一気に進展することが多く、角田の去就問題がいよいよ本格化してきそうだ。