陸上の日本選手権2日目(13日、愛知・パロマ瑞穂スタジアム)、女子100メートル障害の決勝で、中島ひとみ(30=長谷川体育施設)が12秒77の好タイムで初の優勝を果たした。

 混戦模様の戦いを制したのはおしゃれ番長だった。昨年は世界選手権の代表に入ったが、日本選手権の優勝経験はなし。「しっかりと日本選手権を取りに行きたいと強く思う。日本選手権は本当に勝負というところを、意識しながらやっていきたい」と覚悟を決めてスタートラインに立った。

 準決勝では「スピードに乗りすぎて、6台目以降がちょっと刻めなかった」というが、短期間できっちり修正。決勝では持ち味とする後半の走りで日本一の座を引き寄せた。12秒77で激戦の決勝を制し「本当にうれしい。前半は必ずみんなが前にいると思っていたので、後半の持ち味である自分の走りをしようと思った。自分に集中できたと思う」と笑みを浮かべた。

 偶然にも予選、準決勝、決勝でともにタイムは12秒77。安定したパフォーマンスでアジア大会(9月開幕、愛知)の代表に決まった。「しっかりとタイムを狙ってアジア1位を狙いたい」。次なる目標へ、視線は早くも前を向いていた。