卓球のWTTチャンピオンズ横浜5日目(8日、神奈川・横浜BUNTAI)で、男子シングルス世界ランキング24位の篠塚大登(東都観光バス)が大金星だ。

 4強入りをかけた8日の準々決勝では、同4位でパリ五輪銅メダルのフェリックス・ルブラン(フランス)に4―2で勝利。0―1で迎えた第2ゲームは「取られてしまったら、簡単に負けてしまっていたと思う。勝負だと思って、タイムアウトも使って取り切ることができた」と12―10で奪取。流れを引き寄せると、格上に対し優位に試合を進めた。「ここ数か月いろんな試合を経験してきて、強い選手に勝ったりした経験が出たかなと思う」と振り返った。

 5月の世界選手権団体戦では銀メダルを獲得したが、篠塚は「1試合も試合に出られなかったので、実力が足りないんだなと、とても悔しい気持ちだった。日本の強い3選手の中に自分も混ざって試合に出て活躍したいなという気持ちがより一層強くなったし、世界トップレベルの試合を後ろからずっと見ていたので、必要なものがよく見えた」。その後はより練習の質を高めながら、レベルアップに努めたという。

 気持ちの切り替えが今大会の躍進につながった。ただ、まだ試合は続く。「決勝で日本人対決になれば、横浜という大会としても最高の形だと思う。まずは準決勝、勝ち負けを考えずに楽しむことを一番をやっていきたい」と決意を新たにした。