卓球女子シングルスで世界ランキング3位の張本美和(木下グループ)は、厳しい戦いにも平常心を貫き通した。

 WTTチャンピオンズ横浜最終日(9日、神奈川・横浜BUNTAI)の準決勝では同6位の王芸迪(中国)に4―2で勝利。「この試合に勝ったことにまずびっくりしている。まさか決勝まで来れるとは本当に思っていなかったのでちょっとびっくりな気持ちが強い。でも今日の準決勝の試合は苦しかったけど、勝つことができてうれしい」と安堵の表情を浮かべた。

 この日は第1ゲームを4―11で落とす嫌な展開。第2~4ゲームはいずれもジュースとなったが、最後は張本が上回った。「相手に先にゲームポイントを取られても、そこでひるまずしっかり0―0の気持ちでやるところが今日は良かった。気持ちの面で波が出なかったのを自分の中で実感できたので、そこが一番大きかった」と手応えを口にした。

 この日は8日の準々決勝に続き、相棒であるサンリオ社の人気キャラクター「クロミ」のヘアピンではなく「ハローキティ」のヘアピンをつけて試合に出場した。蒯曼と陳幸同(ともに中国)の勝者と相まみえる決勝に向けては「どっちが勝つかわからないけど、横浜開催なのでいい試合を見せられるように頑張りたい」と力を込めた。