勝敗の分かれ目は――。卓球のWTTチャンピオンズ横浜最終日(9日、神奈川・横浜BUNTAI)、男子シングルス準決勝が行われ、張本智和(トヨタ自動車)が松島輝空に4―2で勝利。日本勢対決を制し、エースの意地を見せた。
ポイントになったのは第5ゲームだった。張本は第1、2ゲームを連取するも、第3、4ゲームを松島に取られる嫌な展開。第5ゲームも松島ペースで進む中、張本は思い切った策を講じた。
「連続で取れたところで、サーブをちょっと変えたりとか、レシーブを変えたり、リードされたからこそ、思い切って戦術を変えられた。5ゲーム目のうちに変えたこと、手遅れになる前に戦術を変えたことが良かった」
変化を恐れなかったことで、松島に流れを渡さずに耐え抜いた。第5、6ゲームをきっちり奪って、優勝へ王手をかけた。張本は「出だしの2ゲームは良かったけど、やっぱり彼に関しては100%出してもストレートで勝てるか分からない相手。本当に今日は最後耐えて勝ち切れて良かった」と頬を緩めた。
今大会は妹の張本美和(木下グループ)も決勝進出を決めている。きょうだい優勝に向けて「妹なら勝ってくれると思うので、しっかり自分の試合に集中したい」ときっぱり。最高の形で大会を締めくくることができるか。












