今季限りでの現役引退を発表したテニスの錦織圭(36=ユニクロ)に対し、ATP(男子プロテニス協会)はX(旧ツイッター)に3連続投稿でこれまでの活躍や貢献をたたえた。

 ATPはまず錦織からの発表を伝えた後、「すべての思い出をありがとう」と投稿。さらに「ザ・ベスト・オブ・ケイ・ニシコリ」と題した動画集を載せた。

 ATPによるランキングヒストリーによると、錦織は2006年3月20日付の1504位でスタートを切っている。08年2月、デルレイビーチ国際でツアー初優勝を果たすと、244位から131位に上がった。同年4月28日付の99位で初めて2桁に。翌09年2月に56位まで上昇後、アクシデントに見舞われた。

 右ひじの疲労骨折が判明。長期離脱を余儀なくされ、10年2月15日付で898位まで後退する。当時20歳。そこから巻き返しが始まった。前年優勝のデルレイビーチこそ出場できたが、後の大会は下部の「チャレンジャー」カテゴリーが続いた。一時はランク外も味わったが、チャレンジャーで優勝するなどしてツアー大会に復帰。10年12月27日付で98位にまで戻した。

 以後の活躍ぶりは周知の通り。14年5月12付の9位でトップ10に躍進する。同年夏の全米オープンで準優勝。翌15年3月20日付で4位となり、17年まで何度かこの順位につけた。これが自己最高位に。日本男子の最高だった松岡修造の46位という記録を大幅に塗り替えた。

 けがに悩まされながら36歳まで現役を続けた錦織。20歳での大カムバック劇は不屈の原点とも言えるものだった。