卓球の世界選手権団体戦(英ロンドン)で、男子中国代表をけん引するエース・王楚欽の発言が波紋を呼んでいる。

 今大会の中国は6日の決勝トーナメント2回戦でルーマニアに3―1で勝利し、準々決勝進出を決めた。しかし、リーグ戦では韓国とスウェーデンに敗戦。11連覇中の絶対王者が苦戦を強いられていた。 

 王楚欽はリーグ戦で2敗を喫したチームの現在地に言及。中国メディア「捜狐」によると、決勝トーナメント1回戦後に「結果はすでに出てしまったので、受け止めなければならない。実際、この世界選手権がどれほど難しい大会になるかは始まる前から分かっていた」と語ったという。

 さらに自身の心境については「私も確信が持てない。ただベストを尽くすだけ。実際、特に確信があるとかは言わない。どの試合も勝敗は五分五分で、一打一打で決まると思っている。自信満々なんてことはない」と明かしたという。

 このコメントを受け、同メディアは「彼の発言はたちまち大きな議論を巻き起こした。世界ランキング1位という称号に関するすべての幻想を完全に払しょくし、競技スポーツにおける最も残酷で現実的な側面、すなわち不確実性を露呈させた。輝かしい歴史の重みと未来への不安が相まって、彼を不安にさせている」と報じた。

 メダルを懸けた準々決勝はリーグ戦で敗れた韓国と再戦。絶対王者は嫌な雰囲気を断ち切ることができるのか。