〝二刀流レスラー〟武知海青(28=DDT/LDH)が本紙の単独取材に応じた。武知はDDTマットでKO―D6人タッグ王者として戦うかたわら、16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」の一員としても目覚ましい活躍を見せている。音楽業界とプロレス界の期待を背負うホープが描く〝次のステージ〟とは――。

 ――1月の後楽園大会は感染性結膜炎で欠場。KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)との対戦がかなわなかった

 武知 プロとして今までステージを欠場をしたことがなかった。どれだけケガしても、何なら骨が折れても、ギプスつけても踊ってたぐらい、ステージから下りるっていう選択肢はなかった。ただどうしても、目が見えない状況で戦うのはリスクが高すぎて…。今まで守ってたものが崩れてしまって、すごく申し訳なかったですね。

 ――竹下は武知とのシングルマッチを今年の目標の一つに挙げている

 武知 〝表現力の勝負〟ですよね。タイミングが合えば僕はいつでも大丈夫です。あれだけ強くて、ベルトも取ってて、海外でも試合しててっていう選手から、まさか表現力っていう土俵で僕がコールアウトされるっていうのはなかなかないことなので、純粋にうれしいですね。

 ――勝利する自信は

 武知(喜怒哀楽を)伝える力っていうのは勝ってる気がします。やっぱ12年芸能界にいて、ダンスを通して、自分の感情だったりエネルギーっていうものを伝えてきてる分、負ける自信はないです。

2026年の目標をしたためた武知海青
2026年の目標をしたためた武知海青

 ――今年の目標として「20試合20ステージ」を掲げている

 武知 1月には2試合させていただいて、2月にも1試合控えている。3試合分(プロレスが)リードしてるので、このままのペースで(出場したい)。

 ――新人賞受賞の際には試合数の少なさに批判の声もあった

 武知 そこはもちろん目にしましたけど。僕は地方に行きたいってずっと言ってるので、ファンの皆さんの気持ちと僕の気持ちは一致してる。それを言われても「ですよね」っていう(感じ)。でも文句が出てきてる分にはうれしいですね。それだけ注目されてるってことですし、プラスの意見があればマイナスの意見は必ずあるっていう世界なんで。そこにようやく僕も入れたんだなって。

 ――22日後楽園大会では上野勇希とのシングルマッチを控えている

 武知 上野さんが思うほど僕は弱くないですし。想像よりも面白い試合ができる。どっちも多分負けず嫌いなので、ドローも全然あり得ると思います。

 ――〝二刀流〟としての今後の夢は

 武知 プロレスとエンターテインメントを融合させたようなライブをしてみたいですね。試合があって、ライブがあって。

 ――LDHに次世代のレスラー候補はいるか

 武知 THE JET BOY BANGERZっていうチームの子たちはすごく運動神経がいいので、向いてると思いますね。ただ体が細いので、もっとご飯食ってもらわないといけないんですけど(笑い)。あとは平田(一喜)さんがTHE RAMPAGEに交ざるとかもいいですね。めっちゃ間違えまくって、めっちゃ体当てられるみたいな。

 ――みんなで「TOKYO GO」(平田の入場曲)を踊って

 武知 めっちゃ面白いですね(笑い)。

☆たけち・かいせい 1998年2月4日生まれ。LDH所属の16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」のメンバー。2022年、ABEMAで放送されたドラマ「覆面D」にプロレスラー役で出演したことをきっかけに、24年2月25日、DDT後楽園大会でプロレスデビュー。25年6月に正式にDDTに入団した。同年9月の後楽園大会で上野勇希、To―yとともにKO―D6人タッグ王座を初戴冠。「東京スポーツ新聞社制定2025年度プロレス大賞supported byにしたんクリニック」新人賞受賞。183センチ、78キロ。