次なる舞台でリベンジだ。フィギュアスケートの西日本選手権兼全日本選手権アイスダンス予選会2日目(2日、滋賀・木下カンセーアイスアリーナ)、フリーダンス(FD)で紀平梨花(トヨタ自動車)、西山真瑚(オリエンタルバイオ)組は77・13点、合計136・74点で3位。2026年ミラノ・コルティナ五輪出場の可能性が消滅したが、ともに前を向いている。

 デビュー戦を終えた〝りかしん〟の表情は、悔しさであふれていた。この日はリフトなどでミスが出て得点を伸ばせず、自己採点は「50点」。演技後の紀平は「練習ではできていた。コンボは100回やったら99回ぐらいできたのに」、西山も「いいものを見せられる実力があったし、もっとできるからこそ、ひどかった」と顔をしかめた。

演技中、紀平梨花(左)をリフトする西山真瑚
演技中、紀平梨花(左)をリフトする西山真瑚

 夢舞台への切符は逃したが、モチベーションは不変。来週には拠点のカナダに戻り、全日本選手権(12月、東京)の直前まで演技に磨きをかける構えだ。西山は「本当にブチかましてやりたい」ときっぱり。紀平は「ミスが許されないと改めて感じた」と振り返り、さらなる進化を誓った。

 最高の船出とはならなかった。それでも、西山は「ここで全部が終わるわけじゃない。ここからがスタート。一つずつ階段を上っていきたい」と悲観なし。紀平も「目指しているところに行くまでもっともっと練習が必要なので、しっかり努力を重ねたい」と、30年にフランス・アルプス地方で開催される五輪へ意欲を口にした。

〝りかしん〟の物語は、まだ序章に過ぎない。