フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(20)は、ドーピング違反の過去を前向きに捉えている。

 金メダル候補として挑んだ2022年北京五輪はドーピング違反が発覚し、4年間の資格停止処分を受けた。復帰後の国内大会では4回転トーループを着氷させるなど、競技会の世界へ再び足を踏み入れた。

 ロシアメディア「sports.ru」は、資格停止処分中のワリエワの心境を紹介。ユーチューブチャンネルで「何事にもポジティブな面を見出そうとするなら、資格停止処分にもプラスの面がある。最初の6か月は、あらゆる面で本当にすばらしいものだった。肉体的にも、その他の面でも」と語った。

 ロシアのスケーターたちは厳しい体重管理のもとで日々の練習をこなしていた。そのため「体重測定がなくなったのがプラスだった」と明かした上で「毎日の体重測定は自分が抱えていたかもしれない摂食障害と向き合わざるを得ない状況を生み出す。これは常に話し合うべき問題。フィギュアスケート選手のほとんどにとって、これは非常にデリケートな話題だからだ」と声を大にした。

 体重管理をしていない時期は、トレーニングをこなすことはなく、生活リズムも不規則で体重が増加。体の変化を大きく実感したことで学びがあったという。「なぜ体重を維持したいのか、なぜ見た目を良くしたいのか、なぜそれがそんなに重要なのかを理解できた」と振り返った。

 過度な体重制限から解放された時間は、ワリエワのスケート人生にとって1つの転機となっていたようだ。