イタリア水泳連盟は9日、競泳女子100メートル平泳ぎで2022年世界選手権金メダルのベネデッタ・ピラト(20=イタリア、20)とキアラ・タランティーノ(22=イタリア)について、90日間の資格停止処分としたと発表した。

 イタリアメディア「ファンページ」によると、両者は、今夏のバリ島での休暇から帰国する途中、シンガポールの空港免税店で化粧品を盗んだとして搭乗を阻止され、一時拘束された。監視カメラにタランティーノがピラトのカバンに商品を入れているところが映っていたという。数日後、イタリア外務省の介入により、釈放されていた。

 イタリアメディア「コリエレ・デロ・スポルト」は今回の処分を伝えるなかで「2人が友情を取り戻せるかどうか、様子を見よう」と注目した。というのも、騒動後にピラトは自身のインスタグラムに「私は不本意ながら、シンガポール空港当局によって扱われた不愉快な事件に間接的に巻き込まれた。幸いにも、それは私の意思とは無関係な出来事であることが判明しましたが、人間的に深い傷跡を残しました」などと記述。現在は削除されているが、自分は無罪であると訴えていた。一方のタランディーノは無言を貫いていた。

 処分が下ったことで、騒動が一区切りついた形だが、再起を目指す両者の今後に注目が集まっている。