卓球の世界選手権団体戦(英ロンドン)で起きた〝セクハラ問題〟を受け、当事者が実名で苦言を呈した。
台湾紙「自由時報」によると、同国の選手がリーグ戦前のセキュリティチェックで警備員に胸を触れるなどの被害を受け、試合に出場することができなかったという。国際卓球連盟(ITTF)は「このイベントの運営に関わるいかなる関係者も、アスリートの福祉を損なう行為を容認しません」などと声明を発表していた。
その中で、同国紙「三立新聞」は被害を受けたエース・鄭怡静のコメントを紹介。「20年間、プロアスリートとしての道を歩んできました。その過程で競技場での好成績や結果を追求することはもちろん重要ですが、日々のトレーニングや各地への遠征を通して、台湾のスポーツ環境がより良く、より公平で、より友好的で、より平等なものになることを深く理解し、願っています」などと語った。
さらに同紙は鄭怡静が「単なる孤立した事件ではなく、卓球界に限った問題でもないと考えています。『アスリートの人権保護』という深刻な問題であり、誰もが真正面から向き合わなければならない問題です」との見解を示していると伝えた。
台湾は決勝トーナメント1回戦でプエルトリコと対戦するが、まさかの性的トラブルに見舞われてしまった。鄭怡静は「この機会にみなさんにお伝えしたいのは、虐待の可能性に直面した際、選手自身が自己防衛に気を配る必要があるだけでなく、スポーツを愛するすべての人々が安心して競技に集中できるよう、協会、関係団体、そして一般市民が一体となって、真に安全で尊重し合えるスポーツ環境を構築・改善していく必要があります」とばっさり。世界一決定戦で起きた出来事は大きな波紋を呼んでいる。











