なぜ日本勢のカットマンは強いのか――。卓球女子で世界ランキング23位の佐藤瞳(28=日本ベイグループ)が要因を分析した。

 全日本選手権5日目(24日、東京体育館)、女子シングルス準々決勝では早田ひな(25=日本生命)に0―4で敗戦。4強入りを逃すも、23日の6回戦では黄金世代の平野美宇(25=木下グループ)に勝利するなど、存在感を示した。

 直近の「WTTスターコンテンダー・ドーハ」では、3回戦で同4位の蒯曼(中国)にストレート勝ちを収め、準優勝に輝いた。橋本帆乃香(27=デンソーポラリス)も、昨年にはWTTの大会で3度頂点に立った。世界の舞台でカットマンが躍動しているが、佐藤はその理由に〝歴代のカットマン〟の存在を挙げた。

 佐藤と橋本はミキハウス時代に、元カットマン選手の大嶋雅盛監督、由美夫妻のもとで腕を磨いてきた。「積み上げてきたレジェンドの方々に教えてもらいながら、すごくいい環境でやれている」。過去には石垣優香さんら各世代でカットマンが活躍しており、その系譜を受け継いでいるのだ。

勝利し笑顔でコーチに駆け寄る早田ひな
勝利し笑顔でコーチに駆け寄る早田ひな

 その佐藤にとって、日本人初のプロ卓球選手として五輪4大会に出場した松下浩二さんは、幼少期に刺激を受けた存在だ。「(自分のように)今の下の世代の子たちもきっと、橋本や自分の今までの活躍を見てくれて、頑張ろうと思ってくれていると思う。それが続いていくと良いなと思う」。日本が誇るカットマンの伝統を次の世代へつなげていく。