カーリングの日本選手権(7~14日、神奈川・横浜BUNTAI)は、異例のスケジュールで進んでいる。例年は1月下旬~2月上旬に組まれることが多い中で、2026年は6月開催となった。その理由とは――。

 今季はミラノ・コルティナ五輪イヤー。女子はフォルティウスが出場した。その後は男女の世界選手権が3月~4月、混合ダブルスの世界選手権が4月下旬~5月上旬に行われた。相次いで国際大会が控えていたことから、日本選手権のスケジュールを後ろ倒しするしかなかった。

 実際に22年北京五輪イヤーの日本選手権は5月下旬に開催された。カーリング関係者からは「今季の日本選手権も5月がベストだと思う」との声が上がっていたが、放映上の都合で6月にずれ込んだ。

 別の関係者によると、元々は5月開催で調整するも、5月は大相撲夏場所が行われる時期。相撲とカーリングはともにNHKが放映しており、両両競技の放映が重ならないように配慮した結果だという。

 やむを得ない事情とはいえ、選手たちのオフシーズンが短くなるのは事実。8月下旬から来季の国内戦が本格的に始まるだけに、あるチーム関係者は「仕方ないけど、選手たちがなかなか休めないよね」と複雑な表情を浮かべた。

 夏開催の日本選手権は、高温多湿な環境下の影響でアイスに霜がつくなど、難しいコンディションでの戦いを余儀なくされた。女子は五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが1次リーグで姿を消すなど、波乱も起きている。

 14日の女子決勝はSC軽井沢クラブ―北海道銀行、男子決勝はロコ・ソラーレ―SC軽井沢クラブが相まみえる。厳しい戦いを制し、最後に笑うのはどのチームか。