まさかの敗退による〝功罪〟は――。カーリングの日本選手権4日目(10日、神奈川・横浜BUNTAI)、女子1次リーグ第4戦が行われ、五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレ(LS)が中部電力に4―9で敗戦。通算成績1勝3敗で2次リーグ進出を逃した。

 前半の5エンド(E)を1―4で折り返す苦しい展開。第7Eに3点を奪われると、第9Eに2点を追加されて勝負あり。3試合連続で自ら負けを認めるコンシードを選択した。3月末に吉田知那美が退団し、新体制で臨んだ初陣。世界選手権では助っ人として参戦した小穴桃里がサードで出場するも、早すぎる終戦となった。

 近年の女子カーリング界はLSが中心となってけん引してきたが、あるチームの関係者は「LS以外のチームも本当に強くなっている」と証言。優勝候補の一角が姿を消す〝番狂わせ〟には「LSの調子が悪かった面もあると思うけど、今年の日本選手権はちょっと違う形になりそうで面白いと思う」と前向きに受け止めた。

 一方で、LSの不在を不安視する声もある。今大会は土日のチケット約2000枚がすでに完売。LSの上位進出を期待していたファンも多かった。大会関係者は「LSが負けたことで大会の盛り上がりがどうなるか…。LSの試合後には観客が一気に減ってしまうので」と表情を曇らせた。

 今大会は2030年フランス・アルプス五輪代表候補決定戦を兼ねた一戦。4年後を見据える上で、LSの早期敗退は、女子カーリング界にどのような影響を及ぼすのか。