スノーボード女子ビッグエア&スロープスタイルで五輪3大会連続代表の岩渕麗楽(24=バートン)が、未来を担う中学生たちにアドバイスを送った。

 エイベックス社がサステナビリティ活動の一環で行うキャリア教育プログラム「avex class」の講師として、10日に墨田中学校(東京・墨田区)で1~3年生の約430人に授業を実施。4歳頃にスノーボードと出会った岩渕は「吹雪の中で滑るのは大変だったが、一人で滑れるようになってからはただ楽しかった」と笑った。

 世界の第一線で長きにわたって活躍しているが、勉学面にも重きを置いていた。中学1年時からプロ活動を始めるも「学校終わりに練習時間を見つけて両立に苦労した。当時はプロとしてどこまで輝けるか想像できず、不安しかなかった」と回想。「学校の勉強でも学年10位以内を目指していた」と文武両道を実践してきた。

 昨年10月に右ヒザの前十字靭帯を断裂。ミラノ・コルティナ五輪はメダルに届かず、4月に手術を受けたという。現在はリハビリ中で来季は休養する見込み。それでも、夢をあきらめるつもりはない。

 質疑応答のコーナーで「人に失敗した姿を見られたらどう思うか」と問われた際には「どう思われるかということよりも、なんで失敗したかを考え、次に向けて自分を高めている」と回答。「最終的な目標」については「振り返ってみると、やはり五輪でメダルを取ること」と力強く語った。

 明るい未来を信じて懸命にケガと向き合う岩渕。中学生に負けじと、自らも歩みを進めていく。