中日・中田翔内野手(36)が15日に会見に臨み、今季限りで現役を引退することを表明した。

 2007年のドラフト1位で日本ハムに入団した中田は21年8月に巨人へトレード移籍。そして23年オフには出場機会を求めて契約を破棄し、24年から中日でプレーしてきた。打点王に3度輝いた通算309発男は名実ともに日本のトッププレーヤーとなり、他球団の選手たちからの人望も厚く、豪快なキャラクターも相まってファンに広く愛されてきた。

 しかし、度重なる腰痛に悩まされ、今季は出場した25試合で打率1割6分1厘、2本塁打、4打点の成績。会見では「これ以上チームに迷惑をかけられない」と引退理由の一端を口にした。

 13年と17年のWBCには日本代表として出場。人気者の幕引きは隣国の韓国でも伝えられ、「スポーツ朝鮮」は「『大物』中田がバットを置いた」と報道。本人の経歴はさることながら、中でも焦点を当てたのは中田の全力プレーを阻んだ腰痛と引き際だった。

 同メディアは中田が昨オフに大減量に励んだことに触れながら「腰痛から抜けだすために全力を尽くしたが、結局は克服できなかった」とした上で「毎年、崖っぷちに立たされているような感覚だったに違いない。今年も同じだった。『もう無理やり勝負することは難しい。ベストを尽くせないなら辞めるしかない』。それはハッタリではなく、本心からの言葉だった。彼が外れれば有望株の一人にチャンスが巡ってくる。彼は(引退を)引き延ばさなかった」と好意的に報じていた。