世界最大プロレス団体のWWEが、米スポーツ専門局「ESPN」とメガ契約を結び、話題になっている。

 同団体は6日に、ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下のESPNと、2026年から祭典「レッスルマニア」「サマースラム」「ロイヤルランブル」などの「プレミアム・ライブ・イベント(PLE)」を米国内で独占配信する契約を締結した、と発表した。PLE年間10大会を月額29.99ドルで配信する。現在配信しているNBCの「ピーコック」のPLE中継は、年内で終了となる。

 WWEで最高コンテンツ責任者(CCO)を務めるトリプルHことポール・レベスク氏は、自身のX(旧ツイッター)で「このパートナーシップはブランド、我々のスーパースター、そして業界全体にとって大きなチャンスをもたらす。2026年に向けて何が起きるか楽しみだ…準備はいいか!!!」と投稿し、大きな期待感を示した。

 さらに話題を集めているのは契約の中身だ。米ニュース専門局「CNBC」はディズニー関係者の話として「26年から5年間、年間平均3億2500万ドル(約480億円)」と報道。米紙「ウォールストリート・ジャーナル」も「ディズニーがWWEの権利に16億ドル払う」とし、5年総額で約2400億円の超巨額契約だと伝えた。CNBCによると「ピーコック」は5年契約で総額約1320億円だっただけに、ほぼ倍増だ。

 WWEの看板ブランド「ロウ」は、米国内で今年1月から米動画配信大手「ネットフリックス」で中継されているが、10年約50億ドルの契約と報じられた。これに匹敵するメガ契約で、トリプルHとニック・カーン社長の体制での躍進を示すものとなった。

 契約締結を受け、統一WWE王者のコーディ・ローデスがESPNの番組に出演。「信じられないほど興奮している。選手を代表して、我々がやっていること、チームのメンバー全員にとっても、これは非常に大きなことだと言える。リア・リプリー、CMパンク、私、ジョン・シナもみんなそうだ。これはWWEを成長させ、あらゆる可能性へと広げていくためのもの」と強調した。
 
 さらには〝OTC〟ローマン・レインズが「これは俺たちの父親が望んでいたものすべてだ」と話していたといい、コーディは父親の故ダスティ・ローデス、レインズの父でワイルド・サモアンズの故シカ・アノアイらの時代から、プロレスが「正当な地位を獲得できた」証しだとしていた。

 日本国内では「ABEMA」がWWEを放送している。