ノアでGHCナショナル王者の丸藤正道(46)が、副社長の座を狙う拳王(41)を辛辣に分析した。

 V3戦(18日、インテックス大阪)で激突する拳王から、サイバーファイト副社長の座をかけて戦うことを要求されている。〝副社長マッチ〟前最後の前哨戦となった12日の春日部大会では、近藤修司、小柳勇斗と組んで、拳王、大原はじめ、鶴屋浩斗組と激突した。

 丸藤と拳王は互いに決め技を許さないスリリングな攻防を見せたが、終盤には鶴屋を相手に、両足を固めた状態からハンマーロックで捕獲し、拳王ポーズを見せつける新技〝拳王固め〟をお披露目。カットに入った拳王も排除し、最後は虎王(二段式ヒザ蹴り)で小柳を沈め、防衛に弾みを付けた。

新技〝拳王固め〟を見せつけた丸藤正道(奥)
新技〝拳王固め〟を見せつけた丸藤正道(奥)

 試合後、取材に応じた丸藤は、拳王に向けて「シンプルにベルトを狙いに来いよ」と一蹴。拳王は「名前だけ副社長」と役員としての丸藤を批判し、興行についても〝引き算の経営〟をマニフェストに掲げているが「そんなもんはファンのみなさんに見せるもんじゃないよね。絡みづらいよ、お前」と切り捨てる。「今のウチは〝足し算の経営〟をしていこうとしてるの。そういうのも知らないからね、彼は」とあきれ返った。

 一方で「やればできると思うよ。彼、頭もいいしさ」とも。「そこまで言うなら、俺が次の役員会で(拳王の副社長就任を)議題に出すよ」とうんざり顔ながらも譲歩の姿勢を見せた。

 王座戦を前に、相手の無謀な要求にも〝大人の余裕〟で応じる王者。両者の思惑が交錯する決戦は、どんな結末を迎えるのか。