WWE真夏の祭典「サマースラム」2日目(3日=日本時間4日、ニュージャージー州イーストラザフォード)は、衝撃の結末が待っていた。引退がうわさされた〝ザ・ビースト〟ブロック・レスナー(48)が、衝撃の復帰を果たしたのだ。
2日間開催となった真夏の祭典のメインでは、統一WWE王者ジョン・シナ(48)が前王者のコーディ・ローデス(40)の挑戦を受けたリマッチ。2月に〝闇落ち〟し、4月の祭典「レッスルマニア41」では反則攻撃でコーディからベルトを奪ったが、前回のスマックダウンで突如、改心を表明。以前のスーパーポジティブな男に戻っていた。
反則OKのストリートマッチで行われたタイトル戦は序盤からパイプイスにテーブル、トラッシュ缶が飛び交い、壮絶な死闘に。シナはアティテュード・アジャストメント(AA)、コーディはクロスローズと必殺技を決め合うが、互いに意地で3カウントは許さない。コーディは3段目のロープを外して襲いかかり、シナびいきのWWEユニバース(ファン)から大ブーイングを浴びた。
シナは雪崩式AAで勝負に出るが、コーディはカウント2ではね返す。続けてコーナー上段からの雪崩式コーディカッターで、シナをテーブル葬に処した。コーディはシナの十八番、敬礼ポーズからクロスローズを決めて3カウントを奪い、約3か月半ぶりに統一王座を奪回した。
試合後は涙目のコーディとシナが抱き合い、2人の抗争に終止符が打たれた。コーディがリングを下りると、6万人超の大観衆が今年限りで引退するシナに「サンキュー、シナ!」のチャントを送った。2日目は大団円で終わると思いきや…突然、テーマ曲「Next Big Thing」が鳴り響いた。
カウボーイハットのレスナーが姿を現すと、会場には異様な大歓声が起きた。プロレスのWWEとIWGP、総合格闘技のUFCでヘビー級王座を獲得した史上唯一の男。2023年8月以来、2年ぶりのサプライズ登場となった。ビーストはリング上のシナをにらみつけると、ハットとベストを脱いでリングイン。そのままシナを必殺のF5で豪快に叩きつけてKOして、シナに宣戦布告した。12年にUFCから電撃復帰した際にも、同様にシナをF5でぶん投げており、13年前の再現となった。
一方、「ESPN」などの米メディアによると、WWE前会長ビンス・マクマホン氏の性加害疑惑で起こされた訴訟でレスナーの名前が挙がり、活動休止に追い込まれていた。渦中のまま引退するとも報じられていただけに、世界中のプロレスファンを驚かせた。大会後のポストショーに出演した、CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHは「レスナーが復帰すると、何かが起こると見ていた。ブロックのせいで全てが窓の外に飛び出してしまう感じだった。今、その力学は信じられないほど変化し、予測不能になる」などと復帰の反応についてだけ語った。
渦中の男レスナーが復帰したことで、引退ロードを歩むシナとのラストマッチ実現は確実。いったい、どうなるのか?
この日の「WWEサマースラム2025」は「ABEMA PPV」で生中継された。













