WWEの〝美しき狂気〟ジュリアが、圧巻のファイトで女子US王座防衛に成功した。

 6月27日のスマックダウン・サウジアラビア大会で、ゼリーナ・ベガを下しメジャー王座を初戴冠。7月13日の女子限定PLE「エボリューション」ではバトルロイヤルに出場したが、前王者ゼリーナに失格させられていた。先週のスマックダウンでは「代理人」として元NXTタッグ王者のキアナ・ジェームズを相棒に迎え、リマッチに臨むことになった。

 1日(日本時間2日)のスマックダウン(ニュージャージー州ニューアーク)で実現した女子US王座戦でも、王者はキアナを従えて入場。序盤から不敵な笑みを浮かべながらゼリーナを攻め立て、滞空時間の長いブレーンバスターでマットに叩きつけた。ゼリーナのドロップキックで場外に落とされ強烈なメテオラをくらうが、「いくぞー!」と日本語の掛け声からミサイルキックで吹っ飛ばした。

 さらにキックとヒザを連打。フェースバスターから変型ラクダ固めに移行して締め上げ、ゼリーナを圧倒する。続けてサーブボードストレッチの体勢から背中にキックをぶち込む得意の攻撃だ。それでも前王者はしぶとく食い下がり、ラリアート連弾からバックドロップを放って逆襲。雪崩式ジャーマンで豪快にジュリアを投げ飛ばした。

 ただ、昨年9月のWWE入りから超スピード出世を続けるジュリアの勢いは本物だ。雪崩式の人間風車でぶん投げてからゼリーナにアリベデルチを叩き込み、グロリアスドライバーでマットに突き刺した。ところが前王者がキックアウトして、3カウントを奪えない。驚いた表情のジュリアはバックスタバーを浴びてダウンしてしまった。

 ゼリーナはコーナー上段からとどめの月面弾を放つが、王者は両ヒザを立てて迎撃。そのまま一気に必殺のノーザンライトボムを決め、ゼリーナを葬った。セコンドに就いたキアナの介入もなく、前王者に完勝して王座を防衛。試合後はゼリーナの顔を踏みつけながらベルトを高々と掲げた。

 自身の「X」にはUSベルトを抱えた画像とともに、「このタイトル? 完全に私のもの! 今夜は最高のストレス解消だった プロレスなしでは生きられない」と投稿。第3代女子US王者は早くも長期政権を築きそうなムードだ。

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。