〝黒のカリスマ〟蝶野正洋(62)が、没後1年を迎えたハルク・ホーガンさん(享年71)と故・アントニオ猪木さん(享年79)の知られざる〝つながり〟を明かした。

 ホーガンさんは2025年7月24日に米フロリダ州の自宅で心臓発作によりこの世を去った。米・WCWマットでホーガンさんと共闘し、その後「nWoジャパン」を立ち上げ日本中を席巻した蝶野は、1年を経て取材に応じ「急にその話を聞いて、ショックだったのを覚えていますね」と振り返った。

 ホーガンさんの活躍を回顧する中で、蝶野が強調したのは意外にも猪木さんとの共通点だった。ビジネスの場での交渉術にたけていたホーガンさんのことを「今から見ると(金額が)別格の交渉をしていて、周りからは陰口もたたかれる。でも、それは猪木さんもやってたんですよ」と述懐。

引退後もホーガンさん(左)と対面しているA猪木さん(中央はホーガンの娘・ブルック=2007年)
引退後もホーガンさん(左)と対面しているA猪木さん(中央はホーガンの娘・ブルック=2007年)

「例えば、猪木さんはテレビには芸能人トップ以上の金額じゃないと出演しない。でも、それがあったから、俺ら後輩は普通の人から見たら30万、50万の金額のところを100万円とかで交渉できたんです」と後進の地位向上に寄与していたことを明かした。

 さらに「フェイスブックで情報を追ってると、ホーガンさんがフロリダかどこかにプロレスショップをつくってファンイベントをやっていた。で、猪木さんもそうなの。俺が入門した1984~85年当時は猪木さんのファンクラブみたいなのがあって、道場の近くのファミレスで20人ぐらいとお茶してたんだ。『アントニオ猪木がこんなことするの』ってビックリして」と驚きのエピソードを披露。ファンへの感謝を忘れない2人を称賛した。

 蝶野は「猪木さんとホーガンさんがお互い意識してたとは思わないですけど、トップを張った人たちってなんか似てるよね」とポツリ。「絵に描いたようなスキャンダルを歩んできているのも同じだし」と笑った。海を越えた〝スーパースターズ〟の魂はいつまでも不滅だ。