世界的人気を誇ったプロレスラーでWWE殿堂者のハルク・ホーガンさん(享年71)が死去してから、7月で1年がたつ。配信大手「Netflix」でドキュメンタリーが放送されるなど〝リアル・アメリカン〟の注目度は健在だが、その死に疑義を唱える声もいまだに上がり続いている。
ホーガンさんが亡くなったフロリダ州のクリアウォーター署は6月5日に、死因に関する最終報告書を発表した。米メディア「NBCニュース」などによると、昨年7月24日午前9時51分にホーガンさんの自宅から「心停止」の通報があり、警官が出動して病院へ搬送され、午前11時17分に死亡が確認された。検死の結果「外傷や致命的な毒物学的要因は一切なく、不可逆的な自然疾患のみで死亡した」と判断。死因は自然死とされて、クリアウォーター署は、犯罪行為の証拠はなかったと述べた。
警察の判断は妻スカイデイリーさんら複数の関係者の証言を得た結果とし、ホーガン一家には「悲しみと苦しみの真っただ中にあるにもかかわらず、捜査官に非常に個人的な情報へのアクセスを許可してくださったことは、大変ありがたかった」と感謝の意を表したが、すべての家族がそうではない。まな娘で米歌手のブルック・ホーガンは、これまでも父の最近の病歴や非公開の検死などに疑念を持っていると発信してきた。
米ニュースサイト「TMZ」によれば、ブルックはクリアウォーター署が父の死に関する捜査を終了させたことを喜んでおらず、警察は初動捜査から怠っていたと主張している。「最初から矛盾点が多すぎる。警察はすぐに大規模な捜査として扱い、最初からあらゆること、あらゆる人に事情聴取をしなかった点で判断を誤ったと思う。初日から立ち入り禁止区域を設け、徹底的に捜査すべきだった」。
さらに捜査官から血液サンプルが入手できないと言われたにもかかわらず、血液からは不審なものは見つからなかったと語ったなど、つじつまの合わない点が見られるという。また、一般に公開された警察の記録には痛みや睡眠のための処方薬が黒塗りされていたが、それらのクスリが薬物検査の結果に記載されていないことにも疑いの目を向けている。
長男のニック・ホーガン氏は昨年WWEの追悼セレモニーや、父が設立したレスリングリーグ「リアル・アメリカン・フリースタイル」の旗揚げ戦に出席するなど活動を始めているが、長女は警察の最終発表にも全く納得していないようだ。













