〝超人愛〟が原動力だ! レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)3日目(23日、駒沢体育館)、ノアの〝野獣〟藤田和之(55)の長女・眞妃琉(18)が女子76キロ級で堂々の3位に輝いた。

 群馬・前橋育英高3年の眞妃琉は、昨夏の高校総体で2連覇を達成。明治杯では準決勝で松雪泰葉(ジェイテクト)に敗れたものの、3位決定戦で長島水城(自衛隊)に5―0で完封勝利を収め、銅メダルを手にした。

 試合後に「明治杯に向けて自分がやってきたことを出せた。お土産(メダル)があるかどうかで違うと思うので『昨日は昨日で、お土産を持って帰ろう』という気持ちで切り替えられたのが良かった」と充実した表情を見せた。

3位決定戦で長島水城(右)に快勝した藤田眞妃琉
3位決定戦で長島水城(右)に快勝した藤田眞妃琉

 この日、ノアは京都で興行があったため、父は観戦に訪れることができなかったものの、今朝に激励の電話をもらったという。眞妃琉は「厳しいことはあまり言わない父なので、『次だよね』ということだけ言われました」と明かした。

 父の影響を受けてプロレスファンでもあり、現在の〝推し〟は男子が小田嶋大樹(ノア)、女子が橋本千紘(センダイガールズ)でアマレス出身の2人だ。

昨年末の天皇杯で、娘・眞妃琉(右)の試合を観戦に訪れた藤田和之
昨年末の天皇杯で、娘・眞妃琉(右)の試合を観戦に訪れた藤田和之

 ただ、幼少期からの憧れのレスラーがいるようで「小さい時からハルク・ホーガンさんがすごく好き。すごいパフォーマンスを堂々としていて。自分はそんなに堂々としているタイプではないので」と説明。試合前には、ホーガンさんが使用していた入場テーマ曲「リアル・アメリカン」を聞いているといい「ホーガンさんを見ると、自分も頑張ろうと思う。入場曲とかガンガン聴いてから(会場に)来ます」と熱弁した。

 ホーガンさんは昨年5月、WWE殿堂者のエリック・ビショフ氏と米レスリングリーグ「リアル・アメリカン・フリースタイル(RAF)」を立ち上げた。パリ五輪の男子フリー65キロ級金メダルの清岡幸大郎(カクシングループ)らが参戦契約を結んだプロ団体に、眞妃琉も「出られたら最高です」と強い関心を寄せた。

 超人へのリスペクトを持つ女子重量級のホープに、これからも注目だ。